南日本放送 番組審議会
南日本放送番組審議会 概要
平成18年度 第3回 南日本放送番組審議会
1.開催日時:平成18年6月27日(火)
2.開催場所:MBC放送会館
3.議題
ネットワーク番組について
MBCで映像手法のガイドラインに抵触する事案が確認され、総務省から注意を受けたことや「白インゲン豆」問題でTBSが総務省から行政指導を受けたことなどを報告した後、7月13日に那覇市で開かれる「JNN九州・沖縄地区 番組審議会委員長会議」にむけ、ネットワーク番組に対する感想や意見、TBSへの要望事項などについて集約した。
主な意見は以下のとおり
- TBSの白インゲン豆問題では、こうした問題が起きる前のチェック体制が重要であることはもちろんだが、事後の対応や情報提供のあり方次第で、被害が広がってしまうことがあり得るので、対応には十分気をつけてほしい。
- 陰惨な事件が起きるたびに、過剰な報道が行われがちだが、視聴者がそうした報道に慣らされてしまい、陰惨さに麻痺してしまうのではないか。節度ある報道が必要だ。
- センセーショナルな現象だけを追えば、同じような事件が繰り返され、煽ってしまうことになりかねない。特定の事件や現象を社会的に皆で考えられるように普遍化するためには、なぜそうした事件が起きたのかといった真相を究めるための報道が必要で、「報道特集」の姿勢は評価したい。
- 出勤前の朝の番組は、短いコーナーの節目を時計代わりに利用してるが、「みのもんたの朝ズバッ!」はみのさんが感情を入れて話をしている部分が多くて、時間帯がつかめない。
- みのさんは、問題を非常に簡潔に伝えながら、庶民の感覚や感情を大事にして、社会不正に対する怒りや不満を上手に吸収しているところに人気があるが、感情移入しすぎるきらいがある。また画面の中に笑ったり、しかめ面をしているみのさんの表情を入れ込む演出は目障りに感じる。
- 「はなまるマーケット」は定着しているので、安定はしているが、新鮮味には欠け、新しい視聴層を獲得できないでいるのではないか。長寿化した良い面と悪い面が出てきているように思う。
- 団塊の世代が楽しめるドラマがほしい。
以上