南日本放送 番組審議会
南日本放送番組審議会 概要
平成19年度 第1回 南日本放送番組審議会
1.開催日時:平成19年4月25日(水)
2.開催場所:MBC放送会館
3.議題
テレビ番組「ズバッと!鹿児島」
放送:4月18日(土)午前9時55分~午前10時25分
審議概要
放送倫理確立に向けた決議について
「あるある大辞典Ⅱ」のねつ造問題に端を発した問題で、MBCとして放送倫理確立に向けた決議を行い、具体的な施策をとりまとめたことを報告した。
放送倫理の確立に向けた決議
現在、民間放送は、その公共性及び社会的責務から、番組内容にも倫理観が厳しく求められている。南日本放送は放送倫理の向上と視聴者の利益を守ることを目的に「番組基準」を制定し、放送内容に細心の注意を払った放送に努めている。しかし、今回、民放連会員社(当時)の健康情報を扱うテレビ番組において架空の証言や捏造データが使用され、事実と異なる内容が放送されたことを重く受け止め、全従業員に対し放送基準の遵守、徹底を図るとともに、放送倫理確立のため
①放送人としての社会的使命、責任の自覚
②社会生活に役立つ正確な情報提供
③番組の審査・チェック体制の再構築
④番組制作環境の整備
⑤放送人育成のための研修制度の強化などについて、全力で取り組むことを決議する 。
具体的な施策について
(1)健全な放送人育成のための研修制度の確立
(2)番組制作に携わる全放送人育成のための研修制度の確立
(3)過剰な演出・表現防止のための制作環境の整備
(4)実効性のある番組チェック体制の整備
(5)上記4項目を達成するために考査委員会を強化する
委員からの意見
- メディアとして真実の放送を目指す姿勢は当然のことだが、一方で視聴者のメディアリテラシーを育まなければならないのではないか。
- コマーシャルにも、伝えている内容が本当なのか疑うようなものや、過激な内容のものがある。もう少しきちんとできないか。
- メディアがあまりにも自らを縛りすぎてもいい番組はできないので、精神の自由さや風通しの良さを持っていてほしい。
テレビ番組「ズバッと!鹿児島」について
この春パワーアップして、ウィークデーの午前帯に登場した「ズバッと!鹿児島」は、その日にふさわしいタイムリーな情報から、わが町自慢やふるさと鹿児島の情報などをわかりやすく紹介している。
委員からの意見
- ラジオのようなライブ感とテンポを大切にしていて、視聴者を引き込む取組だ。
- さわやかなイメージを受けた。
- 鹿児島の素晴らしいところを発掘し、県民に知ってもらう番組として大事な取組だ。
- アナウンサーの語尾を伸ばす話し方が気になった。
以上