南日本放送 番組審議会
南日本放送番組審議会 概要
平成19年度 第4回 南日本放送番組審議会
1.開催日時:平成19年7月25日(水)
2.開催場所:MBC放送会館
3.議題
JNN九州沖縄地区番組審議会委員長会議報告
および
テレビ番組「ふるさとワンダフル」~鹿児島検定チャレンジシリーズ
放送:6月23日(土)・30日(土)午前9時30分~9時45分
<JNN九州・沖縄地区 番組審議会委員長会議の概要>
7月5日に福岡市で開かれた「JNN九州・沖縄地区 番組審議会委員長会議」には、九州・沖縄7局の委員長、番組審議委員会担当役員らが参加。TBSからは財津敬三専務取締役、TBSテレビの石川眞実編成局長、谷内番組審議会事務局長が出席した。
会議では財津専務が、TBSと楽天の問題で、株主総会で買収防衛策の導入が承認されたことや、地上波デジタル放送は、2011年7月に向けてどうアナログを終えていくのかなどが課題であることを報告し、石川編成局長が4月編成以降の動向について説明した。続いて、各局の委員長が、各局で審議したネットワーク番組に対する意見や要望について報告した。
この中では、「みのもんたの朝ズバッ!」について、「みの氏が感情的に暴走する場面も見られるが、スタート時点より良くなっており、これまでより穏やかになったように感じられる」という意見の一方で、「暗い題材が多い上に、細かく説明しすぎる演出は、朝の時間帯にはふさわしくない」「コメンテーターやアナウンサーがみの氏に気を使いすぎる印象がある」など、各局から多くの意見が出された。
また「ニュース23」について、「筑紫氏が休養していることで、改めて存在感の大きさを感じる」という意見の一方で、「筑紫氏が休養していても、質的に落ちたようには感じない」などの意見があった。
<テレビ番組「ふるさとワンダフル」の「鹿児島検定チャレンジシリーズ」審議>
番組の概要
鹿児島検定で、昨年春のマスター試験、秋のシニアマスター試験と順調に合格してきた岡田祐介アナウンサーが、最後のグランドマスター試験に挑戦することになり、出題される提案型小論文の練習を兼ねて、鹿児島の自然・歴史・文化を再発見する1日旅行プランを作成。そのプランを早稲田・笹田レポーターが体験する。
主な意見は以下のとおり
- バス停や電停など、公共交通機関の看板や標識のわかりづらさがよく描かれていた。
- せっかく良いポイントを選んでいるのだから、もう少し町並みやその場所の雰囲気を伝えてほしかった。
- レポーターが1日旅行に魅力を感じていないようで、感動が伝わってこない。プランの善し悪しより、レポーターにミスマッチがあったのではないか。
- 岡田アナウンサーが直接出かけて、グランドマスターとして街のことを紹介したほうがよかったのではないか。
- 弥生時代、姶良カルデラ、篤姫、ザビエルが網羅的に紹介されているが、旅のテーマとして絞り込まれていないため、情報が整理されず、わかりにくかった。ルートマップや所要時間などが示されるとわかりやすくなったのではないか。
- この1日旅行プランは、グランドマスターとしてどういう評価になるのかが描かれると、「鹿児島検定チャレンジシリーズ」という番組のテーマと内容が、うまくまとまったのではないか。
以上