南日本放送 番組審議会
南日本放送番組審議会 概要
平成20年度 第7回 南日本放送番組審議会
1.開催日時:平成20年11月26日(水)
2.開催場所:MBC放送会館
3.議題
テレビ番組「ど~んと鹿児島/いぶし銀~重村三雄の世界」
放送:10月2日(木)19:00~19:54
番組の概要
沖永良部島で育った重村三雄氏は、1950年、画家になりたい一心から、米軍統治下にあった奄美を抜け、命がけで祖国に渡って芸術を学ぶという波瀾に満ちた人生を送ってきた。東京で立体造形に目覚めた重村氏は「カタメタージュ」という独自の技法で強烈な存在感を発する燻し銀の作品を生み出していく。番組では重村氏とその作品に注目しながら、「霧島アートの森」特別企画展開催までの動きを描いた。
主な意見は以下のとおり
- 茶目っ気たっぷりの主人公の人柄が生き生きと表現され、どん底からはい上がってきた主人公の人となりがよく描かれていた。
- 父親の遺書が胸に迫ってきた。
- ふるさと・沖永良部の風景が美しい映像で捉えられていたほか、主人公の心象風景も映像としてよく描かれていた。
- 綿密な取材に裏打ちされ、ドキュメンタリーとしてよくできているが、主人公が何故いまこうしているのかという核心の部分が描かれておらず、起承転結が感じられなかった。
- 主人公の独特の表現手法である「カタメタージュ」について、もっと深く知りたかった。
- 作家論と作品論をきちんと区別して伝えるともっと面白かったのではないか。
以上