南日本放送 番組審議会
南日本放送番組審議会 概要
平成23年度 第4回 南日本放送番組審議会
1.開催日時:平成23年7月27日(水)午前10時30分~
2.開催場所:MBC放送会館 5階会議室
3.出席者
番組審議委員 10名・会社側 7名
(1)JNN九州・沖縄地区 番組審議会委員長会議 報告
平成23年7月8日に熊本市で開かれた番組審議会委員長会議の概要について、吉田委員長の代理として出席した尾前副委員長が、下記の通り報告した。
<報告要旨>
九州・沖縄地区のJNN系列局の番組審議会委員長と事務局長が会議に出席した。
また、キー局のTBSから衣笠常務・編成担当者・番審事務局長の3名が出席した。
JNN系列局からは、「東日本大震災では、ニュース番組が不安や不信感を煽り、風評被害を助長していた。ニュースを伝える側の姿勢が、厳しく問われている。
バラエティ番組は均一化しており独自性がない」などの意見が出されたのに対し、TBSからは「原発報道では情報源が限られたため、独自性が見出せず頭を痛めた。
バラエティ番組でもオリジナリティのある番組づくりを進めたい」と応えた。
(2)放送番組の種別の基準等について
この春の放送法改正により、テレビ局で放送しているすべての番組の種別と、番組種別ごとの放送時間を番組審議会に報告し、公表することが義務づけられた。
番組種別の基準案を審議会で協議した結果、下記の通りとすることが承認された。
<南日本放送 放送番組の種別基準>
報道:社会にとって重要あるいは関心のある時事的な出来事や動きを報じる番組
教育:知見を広め、情操を豊かにし、倫理性を高め、かつ生活の向上を意図した番組であって、学校教育または社会教育に資することを意図した番組。
教養:知見を広め、情操を豊かにし、倫理性を高め、かつ生活の向上を意図した番組。ただし、教育に属するものを除く。
娯楽:スポーツ、音楽を含め、生活を明るく楽しく豊かにすることを意図した番組。
その他
・通信販売:商品またはサービスの通信販売を目的とした番組。
・その他 :上記のいずれにも属さないもの。
(3)番組審議
番組:ドキュメンタリー「報道の魂 3・11大震災 記者たちの眼差し」
放送日時:平成23年6月5日(日)25:20~28:50
内容
東日本大震災を実際に取材した記者たちが、一人称で語るオムニバスドキュメンタリー番組。MBCからは2名の記者が制作にあたった。
主な意見は以下のとおり
- 取材者と取材対象者との距離の近さを実感した。
- 取材者自身が、悩み・迷いながら事実を伝える姿に共感した。
- 取材者の落ち着いた語り口や、温かい目線が印象的だった。
- 問題意識を持って、特定のテーマに焦点を合わせる取材方法が求められている。
- プロの取材者には、取材対象へのこだわりをもって、翻訳機能を果たしてほしい。
以上