南日本放送 番組審議会
南日本放送番組審議会 概要
平成26年度 第5回 南日本放送番組審議会
1.開催日時:平成26年9月24日(水)午前10時30分~
2.開催場所:MBC放送会館 5階会議室
3.出席者
委員の総数 11名
出席委員数 9名
欠席委員数 2名
社側参加数 6名
4.審議事項
(1)諮 問
「南日本放送 放送基準」の一部変更について
内容
「日本民間放送連盟放送基準の一部改正」(11月1日施行)にともない、それを準用している「南日本放送の放送基準」も改正することについて番組審議会に諮問し、「諮問事項の内容は妥当である」との答申を得た。
(2)番組審議
テレビ番組 どーんと鹿児島
『動き出した拉致問題 ~帰国の願いは届くのか~ 』(8月20日(水) 午後7:00~7:54放送)
内容
客観的な証拠もなく「死亡」と通告した北朝鮮拉致被害者の市川修一さんと増元るみ子さんをはじめ、拉致の疑いが排除できない特定失踪者たち。その数は公表されているだけでも県内に29人。日本と北朝鮮の再調査合意で新たな局面を迎えるのか?被害者家族や専門家をゲストに迎え、動き出した拉致問題について生放送した。
主な意見は以下のとおり
- 事件から30数年が経過したその流れや家族の思いがよくまとまっていた。
- 鹿児島の特定失踪者についてはあまり知られておらず、番組で認識が深まった。
- 出演した増元さんの姉や専門家の話を聞いて、直接伝わってくることが多かった。
- スタジオ解説の専門家は複数いた方がいい。
- 増元るみ子さんの肉声が初めて出てきた。何年経っても新事実は出てくるので、あきらめずに追求して欲しい。
- 冒頭「想像してみてください」と、拉致被害者とその家族の境遇をナレーションで訴えかける作りはインパクトがあった。
- 増元るみ子さんの音や亡くなったご両親の生前のインタビューなど、テレビならではの訴える力があった。更に磨いて報道して欲しい。
- 署名活動を素通りしていく市民の映像があった。拉致被害者家族の思いをくみ取り、繰り返し報道するのは非常に大切なことだと思った。
- 若い世代は拉致に関して知識がほとんどない。次の世代に引き継いでいくことを考えると、もっとこうした報道があってもいい。
以上