南日本放送 番組審議会
南日本放送番組審議会 概要
平成26年度 第8回 南日本放送番組審議会
1.開催日時:平成27年1月28日(水)午前10時30分~
2.開催場所:MBC放送会館 5階会議室
3.出席者
委員の総数 11名
出席委員数 8名
欠席委員数 3名
社側参加数 7名
4.審議事項
(1)番組審議
テレビ番組 新九州遺産 『薩摩の外城(とじょう)』(1月1日(木) 午前7:30~8:25放送)
内容
「城をもって守りと成さず、人をもって守りと成す」という薩摩藩独自の統治政策。
対外的な脅威に対し、薩摩では領内に113の「外城(とじょう)」を敷き、それぞれに麓という武士集落を作って防衛にあたった。現在も県内各地に点在する麓の街並み、そしてそこで育まれてきた武士の文化や教えを受け継ぐ人々の姿を描く。
主な意見は以下のとおり
- 普段の目線とは違う俯瞰した武家屋敷群の映像は、テレビならではの利点だと感じた。
- 武家屋敷の庭に毎朝ほうきの目を立てる光景に心が洗われる感じがした。
- 明治維新に至るエネルギーは外城制度にあったのではないかと感じた。非常に優れた教養番組だった。
- 武士の割合が全国平均6%で薩摩は26%という表現があったが、薩摩が突出して高かったのかなど、もっと詳しく知りたかった。
- イギリスなどは何百年も経った建物に経済的な付加価値をつけて守っている。こういう遺産を使って地域を守っていくことを考えるきっかけになる番組だった。
- 単に保存ではなく、そこに新陳代謝があるのがいい武家屋敷だと思う。
- 武家屋敷は海外客にはうけるかもしれない。ホームステイなど新たな知恵や意見も出てくるのではないか。
- 鹿児島の優れた遺産を地方創生の中で生かしていければ、すばらしい地域おこしになる。
以上