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南日本放送 番組審議会

南日本放送番組審議会 概要

平成27年度 第6回 南日本放送番組審議会

1.開催日時:平成27年10月28日(水)午前10時30分~
2.開催場所:MBC放送会館 5階会議室
3.出席者

委員の総数 11名
出席委員数  9名
欠席委員数  2名
社側参加数  7名

4.議題

(1)放送番組の種別等の公表

(2)番組審議 テレビ番組
『楽しくなるまで高く舞え!~日置市吹上 伊作太鼓踊り~』(9月26日(土) 午後3:00~3:54放送)

内容

日置市吹上に600年以上伝わる祭り「伊作太鼓踊り」。白装束に草履を履き、竹を編んだ2メートルほどの矢旗を掲げ、薩摩鶏の羽を背負い、胸に太鼓をつけ、隊列を組んで踊ります。1406年、伊作島津氏4代当主の久義の戦勝の踊りと伝えられ、踊り手の男たちは如何に勇壮な踊りを披露できるか、プライドをかけています。
その本番が8月28日南方神社に奉納される踊りから始まります。踊り手は26名。
代々受け継がれてきた伊作太鼓踊り、地域の意地と誇りをかけて踊る男たちに迫ります。

主な意見は以下のとおり
  • 踊りの練習から本番までを通して、ひとりの青年が驚くほど成長していく姿は感動的であった。
  • 6地区の保存会が毎年交代で踊りを奉納しているが、次の出番までの5年間、それぞれの地区はどうやって伝統芸能を保存しているのかも知りたかった。
  • 祭りを続けていきたいと思う人達が相当の労力を費やしてきたから今があると思った。
  • 伝統芸能がかっこよかった。ロンドンで開催されたジャパン祭りでも踊りを披露したが、かっこいいと感じる気持ちは普遍的に海外にも通じると感じた。
  • 伝統芸能という素材を取り上げて1年以上取材を続けてテレビ番組を制作したことは大変素晴らしい事だと思う。
  • 伝統芸能そのものをアピールしたかったのか。踊りを受け継いでいく世代のつながりを見せたかったのか、伝えたい内容が曖昧だったのでは。
  • 地方の文化を継承、残していくのは実際には大変な事だが、その姿を番組で取り上げていて大変に興味深く面白かった。
  • 映像が綺麗であった。絵葉書にしたい程美しかった。
  • 地域の守り神への感謝、人と人の絆の大切さ、頑張りや負けん気、伝承への責任感などが網羅されていて良い番組だった。
  • 主人公だけでなく他の踊り手の思いなどももっと知りたかった。
  • ナレーションが何ともいえない滋味を醸し出していて良かった。
  • 本当に感動した。主人公の中学生が日々変化していく様子、最後は体力も尽きそうになりハラハラしたが、それでも体は動いて踊る姿に感動した。
  • 練習から本番までひとりの中学生の姿を追いかけていく構成を通して、他の人の色々なドラマも想像出来た。
  • 「次の6年後は伝統芸能をつなぐ側になりたい」と言う中学生の言葉は嬉しかった。力強く感じた。教育とは何かということを考えさせられた。
  • 表情の捉え方が素晴らしかった。不安な表情と重なる月の映像も良く珍しい演出だと思った。
  • 「楽しくなるまで高く舞え!」というタイトルは何の事だろうと思ったが、踊り手の中学生が最後に自慢そうな顔で語るシーンを見て意味が分かった。
  • 二日間に40ヶ所で踊りを披露するのは過酷だなと思ったが、地元を廻っていく祭本来の姿や、力づけてくれる地域の方々の声援などが良く伝わった。

以上