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南日本放送 番組審議会

南日本放送番組審議会 概要

平成28年度 第5回 南日本放送番組審議会

1.開催日時:平成28年9月28日(水)午前10時30分~
2.開催場所:MBC放送会館 5階会議室
3.出席者

委員の総数 11名
出席委員数  8名
欠席委員数  3名
社側参加数  7名

4.議題

番組審議 テレビ番組 JNN九州沖縄ドキュメント ムーブ
『ぼくの、メリット』(9月25日(日)午前5:45~6:15放送)

内容

「友達いないでしょ。」姉から厳しい言葉を投げつけられた久永航希君(15)。
航希君は中学生の時から学校に行かなくなりました。先生が嫌いで、同級生との関わりも苦手でした。「僕が学校に行って皆に何の“メリット”があるのか。」常に感じるのは「自分はいなくても同じ」という空虚感でした。
どうにか生活環境を変えようと、母親が決断したのは悪石島への移住。トカラ列島のひとつで住民70人の小さな島。独特の風習が色濃く残り、共同作業を大切にしています。人との関わりが苦手な航希君にとっては不安だらけです。
悪石島で自分の居場所を見出すことはできるのか、不登校になった少年が踏み出す新たな人生を見つめます。

主な意見は以下のとおり
  • ひとりの男の子が離島で暮らしながら変わっていく様子が良く分かり感動した。
  • 男の子の行動を待つ島の人達の姿に、優しさを感じた。
  • 寝坊をした男の子が、バイクで村の人達の所に走り出していくラストシーンはこのあとどうなったのだろうと興味を湧かせた。
  • ナレーションがなく、自然の音とインタビューだけで伝える手法は、自分達も主人公を追いかけているように感じさせた。
  • ゆったりとしたペースの番組なので、ナレーションがない分、慣れるまでに時間がかかった。
  • 母親のインタビューと涙の表情だけで、ナレーションがなくても色々なことを思い、考える時間があったように感じた。深く感動した。
  • 今と昔の社会の比較を垣間見た。皆で子育てに関わる島の暮らしは、昔の社会のようで、人間を育てる原点を番組に見た。
  • ひとりの存在価値を皆が認めて、自分も社会に存在価値を見つけていく様子が見事に表現されていて素晴らしかった。
  • 島の人達に、都会にない優しさや眼差しを感じた。男の子も島に移住してきっと立ち直ると思った。色々な人の参考になる番組だ。
  • 何故彼をテーマにしたのか。母親が悪石島を選んで移住した理由は何なのかが分からなかった。
  • 番組タイトルと内容が最初つながらなかった。
  • 男の子が話し出すのを待つ先生のシーンが暖かかった。待つ時間をカットせず良かった。
  • 取材者との信頼関係がないと撮影出来ない映像だと思った。
  • ナレーションがない分、必死に見ないと分からなくなる。映像で視聴者に想像させることに成功している番組で新鮮だった。
  • 人間は社会的動物で存在意義を見出せないことは誰でも悩む。そんなことを思わせる番組だった。
  • 子供の立場を思いやり、仕事の場所を変えるのは大決断。母親の愛情を感じさせる番組だった。

以上