南日本放送 番組審議会
南日本放送番組審議会 概要
2019年度 第1回 南日本放送番組審議会
1.開催日時:2019年4月24日(水)午前10時30分~
2.開催場所:MBC放送会館 5階会議室
3.出席者
委員の総数 11名
出席委員数 8名
欠席委員数 3名
社側参加数 8名
4.審議事項
番組審議
(1)放送番組の種別等の報告と公表(2018年10月から2019年3月)
(2)番組審議
テレビ番組 新 窓をあけて九州「わたしの天職は漁師」(4月14日(日) 午前10:00~10:15放送)
番組内容
世界自然遺産の島、屋久島は黒潮がもたらす海の恵みにも溢れています。その屋久島に関東から移住し、漁師となった女性がいます。
伊藤佳代さんは8年前、屋久島に移住してきました。それまでは“天職”を探して転職を繰り返していたそうです。しかし、屋久島で海の魅力にひかれ、2年前、トビウオ漁の師匠に弟子入りして漁師になりました。
はじめは漁に出るたびに疲れ果て、家に帰った途端に寝てしまう毎日だったといいます。しかし、大漁の時のワクワク感がたまらず、漁師の世界にはまっていきました。そして今、「屋久島でようやく天職に出会った」と笑顔を見せます。
現在41歳の伊藤さん。いつかは自分の船を持ち、船長になるのが夢です。
大きな夢を抱き、元気一杯に屋久島の海に出る伊藤さんを追います。
主な意見は以下のとおり
- 日に焼けて逞しく生きる素敵な女性の姿が、良く描かれていた。
- 漁師という天職を見つけたわくわく感が良く出ていた。
- 屋久島とトビウオの歴史や関係があれば、もっと良かったと思う。
- チャレンジを繰り返して居場所を見つけた。若い世代に見てもらいたい。
- 天職を捜し求めた人生観が滲み出ていた。キラキラした彼女の姿だけで番組になっていた。
- 半年に渡り丁寧に追いかけていた。余計な演出もなくカメラワークも良かった。
- 何故漁師になったのか。人生を変えるほどのエピソードをもっと知りたかった。
- 屋久島にこれまで女性の漁師がいなかった理由も出せばもっと良かったのでは。
- 体を張っていきている女性の姿を見せてもらい、楽しかった。
- 屋久島ではトビウオのことをトッピーやアゴと言ったりする。そんな言葉もあれば、地元の海のにおいがもっとして良かったのでは。
- 短い時間の中でサラッと描いているのは番組のテイストだと思うが、過疎や移住などの社会問題をさりげなく見せているのかなと思った。
- 一生をかけて天職を探し、漁師の世界に飛び込む女性の生き方を描く切り口が斬新だった。
- 屋久島といえば屋久杉や海ガメを連想するが、番組では出てこなかったので今回描いたテーマと屋久島の関係が希薄だった。
- 漁港の名前や土地の地名があれば、もう少し身近に感じられたのではないか
以上