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南日本放送 番組審議会

南日本放送番組審議会 概要

2019年度 第6回 南日本放送番組審議会

1.開催日時:2019年10月23日(水)午前10時30分~
2.開催場所:MBC放送会館 5階会議室
3.出席者

委員の総数 10名
出席委員数  9名
欠席委員数  1名
社側参加数  8名

4.議題

(1)放送番組の種別等の公表について

(2)番組審議
テレビ番組 どーんと鹿児島『「あの日のふるさと」の記憶』(9月25日(水)午後8:00~8:54放送)

内 容

MBCは1959年にテレビ放送を開始してから今年で60年。
これまで県民の暮らしや風景など様々な映像を撮影し、時代の記録としてアーカイブ(保存)してきました。
この日の「どんかご」は、そうしたアーカイブ映像を再編集し、当時の流行歌と共に紹介するミニ番組「昭和のふるさと」・「あの日のふるさと」の特別版です。
「集団就職」や「鉄道廃線」など、これまで放送した映像に登場した人物やその家族、関係者は、当時、どのような経緯で現場に居合わせ、どのような思いを抱えていたのか? そしてその後、どのような人生をたどったのか?
追加取材した現在の映像も交えながら、鹿児島がたどってきた道程と、そこで生きた人々の思いを浮き彫りにします。

主な意見は以下のとおり
  • 60年間の貴重な映像資料が残っていて素晴らしい。
  • この数十年で、列車から車の時代になるなど鹿児島も大きく変わった。これから先どう変わっていくのだろうと考えた。
  • 集団就職などを知らない若い人達に見せて、恵まれてきた今を感じる教材にもして欲しい。
  • 庶民の歴史を掘り起こす鹿児島の放送局ならではの企画だと思った。
  • 人口の流出、学校の閉校は続いている。過去の出来事を記録として留めることは大事だが、現在への意味づけや将来への言及もあれば、もっと良かった。
  • 当時のヒット曲をBGMに映像を見ることで、時代の空気まで感じることが出来た。
  • アーカイブ映像を見て懐かしむ番組なのか、過去と比較して今を考える番組なのかその辺りが曖昧だった。
  • 自分の生きてきた時代と重なり、人生を振り返りながら見れて楽しかった。
  • 鉄道が無くなった背景にはモータリゼーションがある。郷愁を誘うだけでなく、過去を踏まえて社会の進展や発展があることをもっと見せても良かった。
  • 若い人達が見てどう思うのか。過去を知り、今を考えることを何となく伝えている番組のように感じた。
  • 貴重な映像を見事に整理して、時代の雰囲気も醸し出している番組だ。
  • 今は、東南アジアの若者達が日本に働きにやってくる時代。集団就職での悲しい別れ、遠くで働くつらさを知ることで、今度は外国から日本に来る方々にどう接すべきか参考になる。
  • 60年間の貴重な映像を蓄えてきたことが何よりも素晴らしい。
  • 懐かしい過去の風景は消えたのか、捨てたのか、あるいは改めたのか。そんなことを思った。
  • 過去の出来事の悲しさやつらさだけでなく、楽しみや喜びもあった。人間の生きる逞しさも見せて欲しかった。
  • 過去を懐かしむ番組として意義はあるが、これからの時代を作っていく若者たちがどう思うのかが気になった。今、地域おこしに取り組んでいる若者達に見てもらい、これからのことをどう考えるのかが知りたくなくなった。
  • 愛されていたのに無くなっていった施設は、何故失われたのかも知りたかった。
  • 過去の映像に自分が写っていたという喜びは、地元局ならではの良さだと思う。
  • 過去と今の風景の違いを見せることで、過去と今がつながってくるところが良かった。
  • 鹿児島には跡が多い。何とか跡を作らないで社会を発展させていくことは出来ないか。
  • 番組の導入と締めに出演していた藤原アナウンサーの語りが身に沁みた。
  • 集団就職を受け入れる側の心配りや優しさもあった筈。その辺りが出てこなかった。
  • 過疎や老齢化の悪い面だけが強調されがちだが、その影響でIT化を進めるなど先進的で頑張っている地域もある。そのようなことにも触れて欲しかった。

以上