南日本放送 番組審議会
南日本放送番組審議会 概要
2020年度 第8回 南日本放送番組審議会
1.開催日時:2021年1月20日(水)午前10時30分~
2.開催場所:MBC放送会館 5階会議室
3.出席者
委員の総数 9名
出席委員数 8名
欠席委員数 1名
社側出席数 7名
4.議 題
番組審議
テレビ番組 JNN西日本10局ネット『九州発!進化するふるさと納税』(11月28日(土)午後4:00~4:54放送)
内 容
生まれ故郷や応援したい自治体に寄付が出来る制度「ふるさと納税」。九州は、寄付金額の上位20自治体に8つの市や町が顔を出すほど「ふるさと納税」が盛んなエリアです。
「ふるさと納税」の人気は、何と言ってもお得で個性豊かな自治体からの返礼品です。鹿児島県の市町村は、生産量日本一の牛肉や豚肉、うなぎなどを返礼品として、多くの寄付金を集めてきました。そしてコロナ禍の今は、販売先を失った特産品も、次々にお得な返礼品として提供されています。
番組では、鹿児島そして九州各県の様々な取り組みを紹介すると共に、宮崎県知事そして曽於市の「ふるさと納税PR大使」を務めたこともある東国原英夫さんをゲストに招いて、ご意見を伺っていきます。
主な意見は以下のとおり
- 「ふるさと納税」について良く知らない人も、この番組を見ることで、やってみたいと思う人が増えるのではないか。
- 税収が増えるだけでなく、地元の観光資源を磨いていくことにもつながる。素晴らしい取り組みをしている所が、鹿児島にも沢山あると感じた。
- お墓の掃除など、「ふるさと納税」の返礼品も進化していると感じた。
- 地元の店で鰻を食べるシーンの後、スタジオでも鰻を食べるのはくどい気がした。
- 返礼品をもらうために納税する仕組みは良いことなのか疑問だ。
- 「ふるさと納税」は地域の活性化につながる。ガバメントクラウドファンディングなど、物ではない返礼品の紹介もあり良かった。
- 特産品がもらえるから、お得だから納税することを紹介するのはどうなのか。このような考えは、そろそろ脱却すべきではないか。
- 「ふるさと納税」は、返礼品がますます豪華になっていく一面もあるので、番組での取り上げ方には注意も必要。
- 「ふるさと納税」は大都市と地方の税収を是正するものだと思う。この制度を通して鹿児島の魅力を全国に発信することは大事だ。
- 何かいただいたらお礼をするやり方は、日本の風習に合っており、いかにも日本人的だ。
- 体験型ツアーやクラウドファンディングなど、返礼品も進化していることは発見だった。
- 納税額が紹介されていたが、その自治体の予算はどれくらなのかも知りたかった。
- バーチャルミュージアムを体験する特産品で、肝付町が宇宙に一番近い町であると全国に知らせる取り組みは面白い。
- 返礼品のための納税には批判もあるが、若い人達は違う捉え方をしているのかも知れない。
以上