南日本放送 番組審議会
南日本放送番組審議会 概要
2021年度 第4回 南日本放送番組審議会
1.開催日時:2021年7月28日(水)午前10時30分~
2.開催場所:MBC放送会館 5階会議室
3.出席者
委員の総数 10名
出席委員数 8名
欠席委員数 2名
社側出席数 6名
4.議 題
(1)業務報告
(2)番組審議
テレビ番組『どーんと鹿児島 コーヒーの時間』(5月19日(水)午後8:00~8:54放送)
内 容
開聞岳を望む1軒の喫茶店。毎朝、同じ時間に訪れる人たちがいます。
早朝から動き出す農家や漁師、出勤前に立ち寄る販売員、朝ごはんを食べに来る独り暮らしの人・・。
年齢も職業もバラバラ、慌ただしい朝のわずかな時間、ここで「ひと息」つくのです。
コーヒーを手に始まるのは、他愛もない世間話。家族でも友人でもない、だけど、毎日顔を合わせる間柄。
気兼ねなく、何気なく・・。ゆるやかな時間が流れます。
それぞれに欠かせない「コーヒーの時間」とは・・。
とある喫茶店の日々を訪ねました。
主な意見は以下のとおり
- ほのぼのとした番組。客と店主の表情も自然で、コミュニケーションを上手く取って撮影したことが伺えた。
- この喫茶店を取り上げた理由、視聴者にどのようなメッセージを伝えたいのかが分かりにくかった。
- 地域の喫茶店を定点観測して何気ない日常を切り取った番組。素材として面白かった。制作意図など意味付けせずに、出演する人々の息遣いを感じさせる内容で好感が持てた。
- キャベツを作っていた農家の男性の日常を紹介したように、他の方々の普段の生活も追いかけたら、番組にもっと深みが出たのでは。
- コロナ禍の中だが、喫茶店では誰もマスクをしていないのが気になった。
- 緩やかな雰囲気の地域のコミュニティで、豊かで心に余裕のある暮らしを感じた。ただ、喫茶店が無くなった時、集う人たちはどうなるのだろうと危うさも感じた。
- 地方の喫茶店が、農業や漁業の方々などのコミュニティとして成り立っていた。凄く家族的で、親しく交わっている様子が良かった。
- まったりとした時間を伝えていたが、視聴者に最後まで見せる力のある番組だ。コミュニティやつながりを人は求めているのだと思った。
- 喫茶店は一人暮らしの方などの生きる力になっているのでは。それだけに無くなったらどうなるのか考えさせられた。
- ほのぼのとした番組だが、コロナ禍なので、マスクをしていないことが気になった。
- 店主を中心に描いたのか。それとも客なのか。テーマを明確化した方が良かったのでは。
- 人と人の語らいのある、いわゆる喫茶店が紹介されていて嬉しくなった。このような存在をもっと教えてもらいたい。
- 店主は阪神大震災の後、神戸から鹿児島に帰ってきた方だか、店内の雰囲気も港町、神戸によくある店のように感じた。古き昭和の喫茶店のような場所が地域のコミュニティになっていて親しみを感じた。
以上