南日本放送 番組審議会
南日本放送番組審議会 概要
2021年度 第9回 南日本放送番組審議会
1.開催日時:2022年2月24日(木)午前10時30分~
2.開催場所:MBC放送会館 5階会議室
3.出席者
委員の総数 10名
出席委員数 7名
欠席委員数 3名
社側出席数 6名
4.議 題
(1)業務報告
(2)番組審議 テレビ番組 どーんと鹿児島『 藍を愛して 』
(2月23日(水)午後8:00~8:54放送)
内 容
金峰山を見上げる集落で、藍染師・神園一俊さん63歳は、藍と共に暮らしています。
大きな甕の中の、藍の温度、濃度、発酵具合を常に感じて世話をする日々。山の清水と堅木の灰、徳島原産のすくも、染師の知恵が奏でるジャパン・ブルー。
日本に古くから伝わる本物の藍と、その藍を愛でる神園さんの魅力をお届けします。
主な意見は以下のとおり
- 藍染の工程をつぶさに見せていた。その映像も美しくて感銘を受けた。
- 藍染の職人の姿を通して、次代に残すべきもの、大切にすべきものが見える番組だ。
- 山間の風景、鳥や虫の鳴き声で季節の移り変わりを感じ、忘れがちな日本の自然を感じられた。
- 主人公の職人と後継者の考え方は違うところもあるが、職人の技を残したい気持ちは一緒だと感じた。
- 日本に古くから伝わる藍染めの技法を紹介する映像はあまり無い。本当の天然の藍を作る映像は貴重だ。
- 全体的にゆっくりと時が流れていて、ほっとする番組だ。藍染だけでなく、石造りの壁や紅葉、青空などの映像、鳥や虫の鳴き声などの音で、今、失われつつあるものを見せている。
- 自然から作った藍の色が、背景にある山の緑や空の青と調和していて、何かしっくりとした。
- 日本に藍染師は何人いるのか。生産量はどれ位なのか。価値はどれ位なのかなども分かれば、後継者や経済の問題ももっと浮き上がったのでは。
- 神園さんの職人としての静かな情熱が随所に感じられていて良かった。鹿児島に藍染の文化があって、後世に伝えていきたい職人がいることが分かった。何とか残していって欲しいし、番組も追いかけて欲しい。
- ジャパン・ブルーと言えば、倉敷のデニムが頭に浮かぶが、日本昔来のジャパン・ブルーも、もっと紹介して欲しい。
- 日本古来の藍染のために、どうして金峰に辿り着いたのか知りたかった。すくもの製造方法も説明して欲しかった。
- 心因などが原因の発声障害の方が、藍染の工房ではリラックス出来て大丈夫と話していたことが印象的だった。
以上