南日本放送 番組審議会
南日本放送番組審議会 概要
2022年度 第1回 南日本放送番組審議会
1.開催日時:2022年4月20日(水)午前10時30分~
2.開催場所:MBC放送会館 5階会議室
3.出席者
委員の総数 10名
出席委員数 10名
欠席委員数 0名
社側出席数 7名
4.議 題
(1)業務報告
(2)放送番組の種別等の報告と公表について
(3)番組審議 テレビ番組 世界一の九州が始まる!
『よみがえれ!桜島大根』(4月3日(火)午前10:15~10:30放送)
内 容
鹿児島の伝統野菜・桜島大根。大きいものは重量30キロを超え、“世界一重い大根”として知られている。味も美味しく煮崩れしにくいため、幅広く活用出来る食材だ。しかし、桜島の降灰の影響や後継者不足により生産量は減少、食卓に上がる機会も減っている。
そんな中、鹿児島大学農学部の加治屋勝子准教授は、血管病の予防に繋がる成分“トリゴネリン”が、桜島大根に多く含まれていることを発見した。その量は、なんと青首大根の約60倍!加治屋准教授は、消費と生産拡大のために、“よみがえれ!桜島大根チーム”を立ち上げた。チームには、生産者、加工会社、飲食店などが参加。研究成果を活かして、普及活動を行っており、最近は加工品作りにも力を入れている。
多くの方に食べてもらうことを願う桜島大根の復活に向けた取り組みを追いました。
主な意見は以下のとおり
- 桜島大根に含まれる成分の研究と消費・生産拡大に取り組む加治屋准教授の魅力をコアにした番組だった。医学的根拠のある人の取り組みなので、今後の広がりも見える。応援したい。
- どれくらいの人が血管病に悩んでいるのかも分かれば、研究の影響力がもっと分かったのでは。
- 桜島大根を食べたくても、店先で売られているのをあまり見かけないことも課題なのでは。生産量が激減していることにも危機感を感じる。
- 桜島は世界的な観光資源だが、桜島で特産品を食べる所があまり無く、魅力が埋もれていると思う。
- 加治屋准教授の桜島愛溢れる番組だ。桜島大根の消費と生産拡大の取り組みに多くの団体が参加しており、裾野の広がりも見えるが、その割にどのような活動をしているのかを知らないので、もっと知りたい。
- 桜島の魅力や潜在能力を引き出してくれている活動なので感謝したい。多くの民間企業の取り組みを頼もしく感じた。桜島でしか生産出来ないことを付加価値にして、その魅力を広めたい。
- 大学の研究、学者の取り組みが社会にフィードバックされていることが良く紹介されていた。生産者にも元気を与えているようで、激減していた栽培面積も、研究がきっかけで、増加傾向にある。鹿児島県の貴重な財産を復活させていくために、産官学の取り組みにもスポットを当てていたたぎ、関心を高めていきたい。
- 桜島大根と接する機会が減っているのは、PRが足りないのではないか。血管病の予防に繋がる成分があることも含めてPRして、食べる習慣を作っていけたらと思う。
- 素晴らしい薬効があるようなので、もう少し詳しく説明して欲しかった。今は健康ニーズも高い時代なので、後継者が増えて生産量も上がることに期待したい。
- 桜島大根は、見たら大きくてビックリ、食べたら美味しくてビックリ、健康にも良くてビックリだ。鹿児島は食の宝庫だから、豚やブリなど色々な食材と組み合わせた食べ方や、どうやったら食べやすいかなどをPRしたら良いのでは。
- 桜島大根の大きさがよく分かるインパクトのある映像だった。また加治屋准教授が素敵な女性であることも良く分かり、嬉しい気持ちになった。
- 桜島大根は大き過ぎるので、どうやって調理したらよいのか分からない。加工品もどこで売っているのか分からないので、それを知りたかった。
- 桜島大根の栽培の方法や難しい点も分からないと後継者は育たない。生産者のそういった部分の声も聞きたかった。
- 15分間という短い番組の中で、桜島大根の大きさや成分の効能、PRの取り組み、そして先生の魅力など相当量の情報が盛り込まれていた。それ故に、ひとつひとつの内容が薄くなったので、もっと知りたいと思う面もあった。
- 加治屋准教授の素敵な魅力が印象に残ったので、そういう点では素晴らしい番組だ。
- 豚やブリなどの生産者とペアを組むことで、鹿児島の食材がもっと生きる。そういうアイデアを行政にも応援してもらい、健康については大学が研究し、産官学で取り組んでいけたらと思う。
以上