南日本放送 番組審議会
南日本放送番組審議会 概要
2022年度 第3回 南日本放送番組審議会
1.開催日時:2022年6月22日(水)午前10時30分~
2.開催場所:MBC放送会館 5階会議室
3.出席者
委員の総数 10名
出席委員数 7名
欠席委員数 3名
社側出席数 6名
4.議 題
(1)業務報告
(2)番組審議 テレビ番組『 TBSのネットワーク番組について 』
主な意見は以下のとおり
「報道・情報」
「THE TIME,」
- 安住アナは安定感があるが、個性があまり引き出されていない。堅過ぎず軟らか過ぎない安住アナの個性を引き出して欲しい。ただ「朝ワイド番組」は、各局とも大きな違いは無い気がする。
- 毎日見ている。全国各地の表情を中継して天気を伝えたりしている点が好きだ。
- 映像もきれいだと思う。全国の中高生アナがレポートとしてご当地ニュースを伝えるコーナーには元気をもらえている。ただ安住アナの個性の引き出し方が弱い。もう少し面白さを生かして欲しい。
- 桜島など地元の映像が紹介されるので親しみが湧く。安住アナ、香川さんも楽しい流れを作っていて良い。
- 桜島の映像が出ると嬉しいし、県外にいる鹿児島出身者も故郷を思い出せるので良いと思う。エンディングで「ラヴィット」の川島さんと掛け合いをするコーナーは、次の番組も見られて得した気分になる。上手い試みだと思う。
- 桜島の映像が出ると嬉しいし、MBCの岩﨑アナも出演して地元を中継すると面白い。安住アナにも親しみを感じる。
- 安住アナは安定感があるが、もっと個性を引き出して欲しい。
「ラヴィット!」
- 朝の雰囲気に合わないと思うので、あまり見ない。
「ひるおび!」
- 各局、昼のワイドショーのバラエティ化が進む中、硬派の姿勢を残し好感が持てる。AIでニュースを読み解くコーナーなどの新しい手法やMCの恵さんの安定感も相まって落ち着いて見られる。
- 安定感のある番組。それぞれのコメンテーターも特色があり、発言も的確で良いと思う。
- その日、一番注目されている話題について、恵さんがコメンテーターに掘り下げて聞いていくところが良い。
- 恵さんが好きで見ている。ひとつの話題で長時間持たせているなと感心しているが、それがくどいと感じる方もいるのでは。
「Nスタ」
- 全国のニュースを伝え、次に地元のニュースを伝える「MBCニューズナウ」につないでいく流れが好きだ。
「NEWS23」
- 1日の出来事を、頭の中で整理出来る。事実を端的に伝えている姿勢が好きだ。
「報道特集」
- ウクライナの戦況について、駐日ロシア大使にインタビューした内容の放送は良かった。さすが「報道のTBS」と感じた。
- 分からない事や実態が知れるので良い。毎週、本当に色々な特集があり、一体どうやって探して、何日の時間をかけて取材しているのか驚いている。政治については、若干与党に厳しい面が多いのではと思う時があるが、そういうものなのだろうか。
「サンデーモーニング」
- コメンテーターの質が高く分かりやすい。落ち着いて安心して見られる。タレントなどが声高に主張するようなこともなく、視聴者に考えさせる番組だ。
- 番組そのものが古くなって、新鮮味が無くなった。
- 毎回、同じ流れでマンネリ感がある。そのことが安心感にもなっているが。
- コメンテーターは良い方々を選んでおり、安定感のある番組だ。スポーツコーナーはあまり見ない。
- 安定感のある一方で、マンネリも感じる。スポーツコーナーの上原さんは、中々イケるのではと思う。
- 見ると、今日は日曜日だなと分かる番組。報道は事実を伝えるものだか、事実そのものより、多くの主観が入っているのでは。他局の報道に差異をつけるために、ついあらぬ方向へ焦点がずれていると感じる時もある。また番組に対する批判的な意見をネットで見かけたりするが、一体、どういう人達が書き込んでいるのかと思う時もある。
「全体」
- 全体を通して「報道のTBS」の気概を感じる。視聴率という面では厳しさもあるだろうが、「報道特集」「NEWS23」など浮つかない番組作りを大切に守って欲しい。
「バラエティ」
「アイ・アム・冒険少年」
- サバイバルの冒険は、色々な工夫を、よく次から次に考えているなと楽しく見られて面白い。
「CDTVライブ!ライブ!」
- 音楽番組が少なくなっている中、色々なアーティストが見られるので、興味を惹かれて楽しく見ている。
「水曜日のダウンタウン」
- 毎週見ている。くだらない時間を過ごせるので楽しい。BPOで討議されることなどが気にはなるが。
「ニンゲン観察バラエティ モニタリング」
- いわゆる「ドッキリもの」だが、一般の方をターゲットに仕掛けるなど新鮮味もあり面白い。ただ最近は、当たった企画を繰り返している印象もある。
「櫻井・有吉THE夜会」
- タレントの素顔が覗ける感じがして面白い。「マツコの知らない世界」、「モニタリング」もそうだが、企画に独自性を感じるので、チャンネルを合わせる頻度が比較的高い。
「A-Studio+」
- 今、話題の俳優が出てくるので毎回楽しみ。笑福亭鶴瓶さんがゲストと対談して、色々な話を引き出していくところに興味が湧く。そして最後に出てくるゲストの素顔や人柄を表すコメントが楽しみだ。
「マツコの知らない世界」
- マニアックな分野で活躍している人達が紹介することを知れて楽しい。「ラーメン味玉の世界」など、色々な研究をしている人達が面白い。興味のあるテーマの時は必ず見る。
- 色々なことにこだわり、その奥深さを見せてくれている。それをマツコさんが上手に引き出してくれているところが、番組の面白さになっている。
- 「マツコの知らない世界」は「私も知らない世界」という感じで、興味を惹かれる番組だ。
- 言いたいことを言っている番組なので面白い。楽しく見ている。
「炎の体育会TV」
- 子供が好きでよく見ている。子供から大人まで幅広い層を意識しているのだなと思う。
「世界ふしぎ発見!」
- 知らない世界を知る面白さがある。安定した内容の長寿番組だ。
- 世界各地の不思議を教えてくれる内容が面白く、毎回、安定感もある。
「人生最高レストラン」
- ゲストのソウルフードが出てくると、その地に行ったら食べてみたいと思う。その他のグルメ番組もそうで、食べてみたいと食欲をそそられる。
「7つの海を楽しもう!世界さまぁ~リゾート」
- コロナ禍で、県外にさえ旅行に出かけられなかったので、番組を見て旅行を夢見ている。映像もきれいで、楽しいひと時を過ごせる番組だ。
「がっちりマンデー!!」
- 色々な情報が得られる勉強になる番組だ。
- お金と経済の情報番組で、とにかく引き込まれていく。この番組から「サンデーモーニング」への流れが好きだ。日曜日の朝に相応しい感じがする。
- 「がっちり」と言うよりは「ちゃっかり」金儲けという他愛無さが楽しい。
「世界遺産」
- 世界遺産の紹介や捉え方が分かりやすく、勉強にもなる番組だ。
- 毎回、関心を持って見ている。この番組のアーカイブスは、貴重なTBSの財産だと思う。
- 日曜日の夕方に、美しい映像を見て癒されている。淡々と事実をナレーションでつないでいるので、見ていて単純に美しいと感じている。環境問題など色々な主張が無いところが、この番組の良さだ。以前は、この番組の後に「夢の扉+」があり楽しみにしていた。無くなって残念なので、是非、復活して欲しい。
- 映像の美しさに惹かれる。長い時間をかけて取材しているなと感心する。世界遺産の映像を残していっていることに高い評価を贈りたい。
- 映像が美しく、キャノンさんらしい番組だ。
「バナナマンのせっかくグルメ!!」
- 地元が紹介されると嬉しい。各県の方々が好きな地元の物を知れるのも良い。若干、間延びして退屈な印象を受ける時もある。テンポよく進めて、早くお店を紹介して欲しい。
- 日村勇紀さんの食べっぷりが素晴らしいし面白い。美味しさが本当に伝わってくる。ゲストの時は中々伝わらない場合もある。美味しさの表現は難しいなと思う。
「全体」
- バラエティは企画力とタレント力だと思うが、最近はタレントだのみで、人気が衰えるまで続く番組が多い。そのような中で、TBSは企画に力を入れて頑張っていると思う。
「ドラマ」
「持続可能な恋ですか?」
- 妻が全話見ていた。妻曰く「男性のあなたは好きではないかも」と言っていた。
「インビジブル」
- 以前、他局で見たことがあるようなストーリーだった。「警察もの」「ミステリーもの」の人気の高さ故か。
- あり得ないストーリーなのだが、ストーリー展開が二転三転して犯人も分からず、次回が見たくなった。脚本や構成が上手く出来ていて感心した。
- 面白かった。次回が見たくなる番組で全話見た。相関図など最初の設定が分かれば一話完結になっていたので、見逃してもある程度内容が理解出来た。それでも全話を通してつながりがあるので、最後まで見たいと思わせる番組だった。
「マイファミリー」
- キャストが多彩だった。ストーリー展開も二転三転して、次が見たくなる面白さがあった。
- 日曜日の夜のドラマに合っており、興味を持って見た。ストーリー展開も二点三点して犯人が分からず、ハラハラドキドキして楽しめた。出演者も演技上手な役者さんばかりで、子役も上手だなと思った。
- 日曜劇場は、これまで全シリーズ見ていたが、今はウクライナのこともあるので、誘拐などの犯罪を扱っているドラマは見たくなかった。「下町ロケット」のようなドラマを放送して欲しい。
- 今はウクライナのこともあるので、殺人のシーンなどが入っているドラマは見たくなかった。「下町ロケット」のようなドラマを放送して欲しい。
- これまで全シリーズ見ていたが、今回は見る気になれなかった。ウクライナのことがあったので、殺人事件などが入っているものは見たくなかった。「下町ロケット」のようなドラマを放送して欲しい。
- あり得ない気がする設定で、最後までは見る気になれなかった。ずっと見ていればのめり込んだのかも知れないが。
「全体」
- 今期は、他系列も含めて「警察もの」や「ミステリーもの」が多い気がした。またTBSについては、「インビジブル」と「マイファミリー」のいずれも、捜査一課長がお笑いタレントだった。重要な役どころに抜擢するのは、流行りなのだろうか。
- 「事件もの」は、どの番組もストーリー展開が一緒なので、最近はあまり見ない。そもそも午後10時を過ぎると、テレビ自体をあまり見なくなる。
- ドラマは内容によって、人それぞれ好みが分かれるのでは。私はあまりみなかったが、人によっては面白くて、毎回見ていたのでは。
- 脚本、演技なども含めて、内容に唸るような持続可能なドラマを作って欲しい。
「スポーツ・他」
- 時折あるプロ野球中継、ゴルフ中継などは楽しく見ている。しかし、アナウンサー、解説者、ゲストが、番組を盛り上げようとして、過度の演出をすることも多いように感じる時がある。スポーツは、それ自体が筋書きの無いドラマであることを考慮して欲しい。
- 「マスターズ」は、松山選手の活躍に期待しながら、毎日見ていた。
- 地上波でプロ野球中継を見ることがめっきり少なくなり、隔世の感がある。個人的にはゴルフ中継を時々見るが、ネットでのみ中継される試合もあり、こちらも時代の流れを感じる。
- 友人と話したりすると、最近はテレビそのものを持っていない世帯も増えていることに気付く。またネットフリックスなど、ネットでドラマやアニメを見る人達も増えている。地上波放送はますます大変になるなと心配している。
- 「TVer」で番組を見るなどすれば、生で見なくてもいいし、生で見なくてはと思うコンテンツもそうそう無い。またネットフリックスなども含めてネットで番組を見れば、テレビは持たなくてスマホだけという若者も多い。放送局は、そういう若者達の生活スタイルの移り変わりを敏感に察知することが求められていると思う。
以上