12月30日 入選句 | ||||
除夜ん鐘 聞っ度生きい 気を貰っ |
生きちょっち 久方振い来た 賀状で知っ |
安し魚ん 目が生きちょっで 客が寄っ |
運の良こっ 昭和平成ゆ 無事生きっ |
12月23日 入選句 | ||||
点滴くば 焼酎い変えたや 生っ返がっ |
答弁で 生き恥じょ晒す 呆え閣僚 |
修理れば 柱時計や 久す生きっ |
食っちゃ寝ん 奥方ん方が 長ご生きっ |
長生っも ぽっくい逝けば 言事ちゃ無し |
12月16日 入選句 | ||||
踏まれてん 天の目指せっ 生きい草 |
踊い食い 胃をば白魚 駆け回っ |
負くいめち 頑張っ復興ん 道つ生きっ |
仮設ち住ん 声を掛けよて 強よ生きっ |
長ご無爺が しっかい養生を して生きっ |
12月9日 入選句 | ||||
泥水じょば 啜っ戦場で 生っ残っ |
貧乏所帯 じゃいが味噌汁で 丈夫び生きっ |
健診と 早めん養生で 長ご生きっ |
再会ゆば 生きてち望ん 拉致ん家族 |
洒落ん利た 唱と挿絵で 句が生きっ |
12月2日 入選句 | ||||
西郷様が 残けた遺訓な 郷中生きっ |
戦時中 生きっ帰還れち 針ゆ刺せっ |
母親を 看っ役も務めち 郷里て生きっ |
苛め合っ 将来ちょ見ちょれち 強よ生きっ |
生きっ来た 貧も戦さも 今あ夢 |
11月25日 入選句 | ||||
遣い繰いの 上手な有難て 女房け恵っ |
有難てち 女房も喜だ 再雇用 |
鹿児島い 本当ち有難て 西郷ドラマ |
頑張れよち 誠て有難て 義援金 |
有難てが 野菜も貰ろ時か 沢山来っ |
11月18日 入選句 | ||||
丈夫な女房け 恵っ有難て 絶えん笑顔 |
寝込だ婆 有難てち嫁め 手を合えっ |
無事じ着たで 有難て事ち ナビい御礼 |
有難か 黙っ座れあ 飯が出っ |
有難てが 増えた見舞客き 遺書ば書っ |
11月11日 入選句 | ||||
丈夫な五体 有難てこっち 親え感謝 |
夜中け火事 隣や有難て 消防署 |
農業の衆にゃ まこて有難て 雨ん音 |
今めなれば 父親の拳骨が 有難とし |
背負るた子い 今背負わるい 有難たさ |
11月4日 入選句 | ||||
避難先き 有難て風呂い 涙しっ |
被災地じゃ まこて有難て ボランティア |
有難たか 子供ま横道ち 逸れもせじ |
親え貰ろた 有難て五体で 米寿祝 |
被災地い 有難て水が 先き届じっ |
10月28日 入選句 | ||||
夫婦喧嘩 用事はメールで け済ませっ |
用事ず作っ 晩酌ん頃れ訪っ 辣韭面 |
用事しょ終えっ 山田ん案山子しゃ ファッションショ |
敬老パス 毎日使こおち 用事ず探っ |
孫げ会おち 爺婆が別々ち 用事ず作っ |
10月21日 入選句 | ||||
用事じょ作っ 飲んけ行た店せ 女房が居っ |
用事じゃ部下い 宛ごっ使こっ 大概な上司 |
長話し 用事が頻れっ 尻ゆ叩てっ |
数多んね 用事ず軽る捌っ 大家族女房 |
用事じゃ無なち 言合て二世帯 円満る暮れっ |
10月14日 入選句 | ||||
断いの 用事じょ作い方て 狼狽っ |
急った用事し 次かあ次の 赤信号 |
数多んね 用事ず受け被っ 気の良奴 |
切った後て 用事ば思め出っ 長電話 |
用事も無て 頻繁れっ訪問じゃっ 暇な義母 |
10月7日 入選句 | ||||
老眼鏡 用事が有っ時きゃ 探しからじ |
好かん奴が 来っ言で直き 用事じょ作っ |
二階け上がっ 用事ず思め出さじ 降じ来っ |
視察じゃち 無か用事じょ作っ 議員旅行 |
暦み書た 印の用事じょば 思め出さじ |