薩摩×長州タッグを組んでお送りする
「歴史エンターテインメントシリーズ」第9弾!
今から150年前の1874(明治7)年1月、東京警視庁が創立。そのトップ、初代大警視となったのが薩摩藩出身の川路利良(1834~1879)。
明治維新後、フランスを視察し、「police(ポリス)」の真髄を知った川路。帰国後、近代警察の礎を築いたことから「日本警察の父」と呼ばれている。
これにちなみ、番組では、両県ゆかりの「○○の父(母)」と呼ばれる人物に着目。
今に残る様々なもの・ことの「生みの親」である偉人たちの功績を辿るとともに、現代の私たちが変わりゆく時代を生きていく上でのヒントを探る。
見どころ
近代日本の治安を守る!警察の生みの親は薩摩人
明治初期にフランスで「ポリス」の姿を見て警察制度の重要性を痛感した薩摩藩の元武士・川路利良。東京警視庁を創設し「日本警察の父」と呼ばれている。
真面目で実直、自分にも他人にも厳しかった川路を慕い、現代の警察職員・警察学校生も彼の残した言葉をまとめた「警察手眼」をお手本に職務を行っているという。
初代大警視の功績をたどるとともに、今に残す取り組みにも密着する。
日本全国を線路でつなぐ!長州発・鉄道開通物語
幕末に長州ファイブの一員としてイギリスに渡り勉学に励んだ井上勝は、現地で駅や鉄道を視察。
帰国後、1872年に日本初の鉄道「新橋~横浜」間を工事責任者として開通させた。
その後、鉄道局長となり、「京都~大津」間は初めて日本人だけの手で完成。
生涯を鉄道に捧げ、鉄道による日本の近代化に尽くした男の逸話を紐解く。
現代の生活に欠かせない、意外な『○○の父・母』
幕末から明治にかけては人びとの生活の変化(=近代化)が著しく、その発展には薩長の人物が多く関わっていた。
電気通信の父、郵便の父、工学の父など…
さまざまな産業を興した人物を紹介するとともに、それらは時代の移り変わりと共に、どのように形や考え方を変えてきたのか。
現代の日本に与えた影響について考える。
出演者
- 加来 耕三
- 当番組のご意見番。
近著「川路利良 日本警察をつくった明治の巨人(中公新書ラクレ)」など - 松村 邦洋
- 長州(山口県)出身。
歴史通としても知られている。 - 西田 淳裕
- 薩摩(鹿児島県)出身。
大相撲大好き芸人として活躍中! - 木村 智美
- 豊平 有香